Armarium マニュアル
はじめに
Armarium は、CSV・TSV・Excel を表示・編集し、SQL で集計できる Windows デスクトップアプリです。表形式のファイルを「ワークスペース」に登録すると、表示、セルの編集、元の形式での保存、SQL による集計までを一つのアプリで行えます。AI エージェントからも同じ機能を使えるよう、MCP サーバー (armarium-mcp) も備えています。
動作環境
- Windows 10 (22H2) または Windows 11 (x64)
- WebView2 ランタイム (Windows 11 には標準で入っています)
Linux と macOS 向けの配布物はありません。Cargo でビルドできる可能性はありますが、動作確認と公式サポートの対象は Windows です。
インストール
GitHub Releases からファイルをダウンロードします。
Windows では、.msi のインストーラーを使います。リリースにある SHA256SUMS.txt で、ダウンロードしたファイルが正しいか確認できます。
Get-FileHash .\Armarium_<バージョン>_x64_en-US.msi -Algorithm SHA256
出力されたハッシュ値が、SHA256SUMS.txt の値と一致することを確認してください。
注意: インストーラーにはコード署名がありません。ダウンロードして実行すると、Windows の SmartScreen が「Windows によって PC が保護されました」と警告を表示することがあります。入手元が GitHub Releases であり、ハッシュ値が一致することを確認したうえで、「詳細情報」から「実行」を選んでください。
Cargo でインストールする
Rust の環境がある場合は、Cargo でもインストールできます。
cargo install armarium # デスクトップアプリ
cargo install armarium-mcp # MCP サーバー (armarium と同じ場所に置きます)
必要なもの:
- Rust 1.89 以降
- LLVM (
libclang)。ビルド時に SQLite のバインディングを生成するために使います。- Windows:
winget install LLVM.LLVMを実行し、環境変数LIBCLANG_PATHにlibclang.dllのあるフォルダー (例:C:\Program Files\LLVM\bin) を設定します。新しいターミナルを開いてください。
- Windows:
- Windows: WebView2 ランタイムと MSVC のビルドツール
配布されているインストーラーを使う場合、これらは要りません。
最初の操作
- Armarium を起動します。
- CSV、TSV、Excel のファイルを、エクスプローラーから画面左のペインにドラッグ&ドロップします。ツールバーの「+ 追加」や
Ctrl+Oでも登録できます。 - 左のペインでファイルをクリックすると、右側に表が開きます。
- セルをダブルクリックするか
F2を押すと、編集できます。 Ctrl+Sで、元のファイルに保存します。
画面下部の SQL エディターで SQL を実行すると、登録した複数のファイルをまとめて集計できます。詳しくは SQL を参照してください。
画面の構成
- 左のペイン (ソースツリー): 登録したファイルの一覧です。「CSV / TSV」と「Excel」に分かれます。Excel のブックは、シートを子にしたツリーで表示します。
- 右のペイン: 上にタブとデータグリッド、下に SQL エディターと結果があります。SQL は「SQL を隠す」で閉じられます。
- ステータスバー: 文字コード、区切り文字、改行、行数と列数、選択しているセルの数を表示します。
ペインの幅、分割位置、開いているタブは、次回の起動時に復元されます。
設定
ツールバーの「設定」で、次の項目を変更できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言語 | 日本語または英語 |
| テーマ | ライト、ダーク、システム |
| NULL の表示 | 「空と同じ」または「NULL」と表示 |
| MCP サーバー | MCP クライアントに設定する内容を表示します。MCP サーバーを参照してください。 |