Armarium マニュアル
MCP サーバー
Armarium は、Model Context Protocol (MCP) のサーバー armarium-mcp を備えています。Claude Desktop や Claude Code などの MCP クライアント (AI エージェント) が、登録したファイルを読み、集計し、変換できます。
インストーラーには armarium-mcp が同梱されています。cargo install でインストールした場合は、armarium-mcp も armarium と同じ場所に置いてください。
設定
MCP クライアントの設定に、次を追加します。パスは、実際のインストール場所に合わせてください。
{
"mcpServers": {
"armarium": {
"command": "C:\\Program Files\\Armarium\\armarium-mcp.exe",
"args": ["--allow-dir", "C:\\Users\\me\\data"]
}
}
}
アプリの「設定」にも、MCP クライアントに追加する内容を表示します。
起動オプション
| オプション | 内容 | 既定値 |
|---|---|---|
--workspace <path> |
workspace.json のパス |
%APPDATA%\Armarium\workspace.json |
--read-only |
書き込みのツールを無効にします。 | オフ |
--allow-dir <path> |
ファイルの登録とエクスポートを許可するディレクトリ。複数回指定できます。 | なし。指定しないと、登録とエクスポートはできません。 |
--query-timeout <seconds> |
クエリのタイムアウト | 60 |
--max-rows <n> |
一回の応答に含める最大行数 | 500 |
--read-only で無効になるツールは、execute、save_table、discard_changes、register_source、unregister_source、export_result です。
ツール
| ツール | 内容 | 書き込み |
|---|---|---|
list_sources |
登録済みのソースとテーブルの一覧 (SQL 名、パス、種類、読み込みの状態) | |
describe_table |
列名、型、行数、先頭 5 行のサンプル | |
read_rows |
offset と limit を指定して行を取得 |
|
query |
SELECT を実行して結果を返す |
|
execute |
INSERT、UPDATE、DELETE を実行して作業用のコピーを変更する |
✔ |
diff_table |
作業用のコピーとファイルの差分 | |
save_table |
作業用のコピーをファイルに保存する | ✔ |
discard_changes |
作業用のコピーを捨てて、ファイルを読み直す | ✔ |
register_source |
ファイルを登録する (--allow-dir のディレクトリのみ) |
✔ |
unregister_source |
ソースの登録を解除する (ファイルは削除しません) | ✔ |
export_result |
SELECT の全行を CSV、TSV、XLSX に書き出す (--allow-dir のディレクトリのみ) |
✔ |
query の結果は、JSON (structuredContent) と、同じ内容の Markdown の表で返します。結果が --max-rows を超えたときは truncated が true になり、LIMIT を付けるか export_result を使うよう、エージェントに伝えます。
リソースとして、テーブルのスキーマ (armarium://tables/{sql_name}/schema) と先頭 20 行 (armarium://tables/{sql_name}/sample) を提供します。プロンプト analyze_table は、列ごとの統計 (件数、NULL の数、最小値、最大値、異なる値の数) を求めて、傾向の説明を依頼します。
安全のために
- SQL の制限は、アプリと同じです。SQLを参照してください。
- ファイルに書き込むツールは、
save_table(登録済みのファイルを上書き) とexport_result(--allow-dirのディレクトリ) だけです。 save_tableは、ファイルが外部で変更されていると失敗します。アプリのような上書きの確認はありません。エージェントはdiscard_changesを呼んで、やり直す必要があります。- エージェントに読み取りだけを許すときは、
--read-onlyを付けます。 --max-rowsは、応答の大きさを制限し、エージェントのコンテキストの浪費を防ぎます。
注意: MCP サーバーは、アプリとは別の作業用データベースで動きます。アプリで編集中で、まだ保存していない変更は、MCP サーバーからは見えません。同じファイルをアプリと MCP の両方で変更すると、アプリは保存のときに「外部での変更」として警告します。
ワークスペースの共有
armarium-mcp は、起動時と各ツールの呼び出しの前に、workspace.json が変更されていれば読み直します。アプリで登録したファイルは、MCP サーバーからも使えます。register_source と unregister_source による変更は、アプリのツリーに反映されます。