second-brain マニュアル
ドキュメントの追加
sb ingest で、Google ドキュメント、Web ページ、コンピューター上のファイルを、ナレッジベースに一件ずつ追加します。
同期では集められないコンテンツに使います。たとえば、スレッドが設計ドキュメントにリンクしているときに、そのドキュメントを sb ingest で追加します。
追加する
sb ingest https://docs.google.com/document/d/<id>/edit --context "Q3 launch case"
sb ingest https://example.com/blog/release-notes
sb ingest ./minutes.docx ./budget.xlsx --context "FY27 planning"
一つのコマンドで、最大 50 件を指定できます。
読めるもの
| 項目 | 備考 |
|---|---|
| Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド | Google アカウントを使います。 |
| Google ドライブのファイル | PDF、docx、pptx、xlsx、テキスト、CSV など |
| Web ページ | 公開されているページだけ。ページの本文を読みます。 |
| ローカルファイル | txt、md、csv、tsv、html、docx、pptx、xlsx、xls、ods、pdf |
次のものは読めません。
- ログインが必要なページ、JavaScript でテキストを表示するページ
- テキストレイヤーのないスキャン文書、画像
- パスワード付きのファイル
- 古い形式の
.docと.ppt(.docxと.pptxで保存し直してください) - Google ドライブのフォルダーとフォーム
- Slack のリンク (Slack は
sb syncで読みます)
ログインが必要なページは、ページをファイルとして保存してから、そのファイルを追加してください。
注意: PDF のテキスト抽出は新しい機能です。特殊なファイルでは失敗することがあります。
オプション
| オプション | 内容 |
|---|---|
--context <text> |
その項目が重要な理由。background セクションに保存し、要約のヒントとして summarizer に渡します。 |
--title <text> |
タイトルを置き換えます。一件のときに使います。 |
--date <date> |
ドキュメントの日付を置き換えます。一件のときに使います。YYYY-MM-DD の形式です。 |
--account <id> |
Google のリンクを読むアカウント |
--keep-original |
元のファイルやページも保存します。 |
--no-summary |
エントリーを今すぐ保存し、要約はあとで書きます。 |
--force |
変更がなくても、もう一度取得します。重複するローカルファイルも追加します。 |
--dry-run |
実行する内容を表示します。ネットワークは使わず、何も書き込みません。 |
結果
項目ごとに一行を表示します。
created Quarterly plan [google.doc work-google] 01J9ZK...
unchanged Release notes [web.page] 01J9ZM...
duplicate Standup notes [google.doc] already ingested as google.meet entry 01J9ZA...
failed https://example.com/x: HTTP 403 (the page needs a login; save it as a file and ingest that)
| 状態 | 意味 |
|---|---|
created |
新しいエントリーを追加しました。 |
updated |
エントリーが存在していたので、更新しました。 |
unchanged |
エントリーが存在していて、変更はありませんでした。 |
duplicate |
同じ内容がすでにナレッジベースにあります。 |
not_applicable |
この項目からはエントリーを作れません。理由を表示します。 |
failed |
項目を読めませんでした。理由を表示します。 |
failed または not_applicable の項目が一つでもあると、終了コードは 1 です。
詳細
- 保存する内容。 既定では、抽出したテキストだけを保存します。元のファイルは保存しません。
--keep-originalで保存できます。同じ項目をもう一度追加すると、エントリーを更新します。 - 短いドキュメント。 400 文字より短いドキュメントは、要約しません。テキストは検索できます。設定
summary.min_charsで、この長さを変えられます。 - 要約。 エントリーを保存したあとで、要約を書きます。予算を使い切ったときや、summarizer がないときは、エントリーは要約を待ちます。すぐに検索はできます。
- コンテキスト。 同じ項目を新しい
--contextでもう一度追加すると、backgroundセクションを更新します。要約は書き直しません。書き直すにはsb resummarize --entry <id>を実行します。 - Google アカウント。 追加した順にアカウントを試し、ファイルを開けた最初のアカウントで読みます。
--accountで指定できます。アカウントにはmeetまたはdocsの機能が必要です。 - 重複。 Google ドキュメントが、Meet の同期ですでにエントリーになっているときは、
duplicateになります。別のローカルファイルと同じ内容のローカルファイルもduplicateです。
安全のための規則
ツールは、次の項目を意図的に拒否します。この規則は変更できません。
localhostや192.168.x.xなど、プライベートアドレスの Web ページは読みません。許可するには、ingest.web.allow_privateをtrueにします。- ツール自身のホームディレクトリのファイルは読みません。
~/.sshや~/.awsなど、認証情報のあるフォルダーのファイルも読みません。.envや*.pemなどの名前のファイルも読みません。 - Web ページには、Cookie やログイン情報を送りません。
読まないパターンは、設定 ingest.local.deny で追加できます。